「NOMA RAE」を見て

これも前回の続きのような話ですが・・・

女性の・・というか
労働問題ですね。

アメリカ南部が出てくる映画ってよくありますが、
なぜか共通するものがよく出てくるな・・・
と思ったのがこの映画。

アメリカってもっと近代的なイメージがあったのですが、
あれは北部で
南部は田舎なんですね。
保守的で農業が主な産業。

この映画よりずっと前の映画ですが、
風と共に去りぬも南部の映画。
あれも大農業をやっている家のお嬢様。

どっちも綿花が出てきたような気がするんですよね・・・
記憶違いかもしれませんが・・

話を戻すと
このNOMA RAEが働いているのが
紡績工場。
南部でとれた綿花を加工するんでしょうね。
(時代は違いますが)
農家か紡績しか産業がないってことなんでしょうね。
主人公の名前がそのまま映画のタイトルになっています。
NOMAの両親も同じ紡績工場で働いている。
そこにはそれしか働くところがなく
みんなしかたなく悪い条件でも働いている。
会社側から社員の仕事ぶりを報告する役割も
やらされたりする。
断れずしぶしぶベースアップにつられて
やってしまう。
     
ある日そこへ
活動家の男の人がやってくる。
それを手伝うようになるうちに
活動をするようになってくる。
いろんな手段を使い、妨害をしてくる
会社側。
くじけそうになるたびに
男性がNOMAを励ます。
仕事中にプラカードを掲げて
労働組合を作ることを求める。
それをみた従業員たちが
次々と機械を止めていく。
とうとう警察沙汰になり
会社を追われてしまうことに。

NOMAが去ったあと
会社側と労働者側で投票が行われ
とうとう労働組合が立ち上がる。

前の話の女性の参政権を求める活動の時も
感じましたが
何もない状況から
何かを生み出すのは
本当に大変なこと。
こんな苦しみを味わうならば
貧乏でも今までのほうがよかったんじゃないか
それなりにしあわせだったんじゃないのか?
とみている方は考えてしまう。

先が見えない戦いに疲れてしまう気持ちはよくわかる。

この映画は、労働組合が出来て
アメリカの紡績工場で働く人の人権が確保できたって
ところでめでたしとなるはずなんですが・・

それでほんとうによかったのか?
っていう話になるんですよね・・・・

そのためにアメリカでは紡績がなくなって
人件費が安いアジアに工場を持つようになったのでは
ないのでしょうか?
それで今ではアジアの各地でそういう扱いを受けながら
仕事をしている女の人や子供たちがいるんじゃないかな?
と思ったりするんですが
どうなんでしょう?

私は、繊維工場で働いている
アジアの人たちを助ける運動に興味があるので
とても他人事とは思えない。

考えさせられる映画でした。


[PR]
# by opengete | 2017-12-03 00:44 | BS/TV/映画