知的障害の女性が子どもを育てるというテーマのドラマが始まったのをたまたま偶然テレビで見て今回で2回目になります。
私は、最近ほとんどテレビドラマを見ることがないのですが、大変興味を持ちました。 知的障害の人が恋愛をする、出産をする、子育てをするというのはちょっと考えられない話だな・・・と思ったのですが、実際には考えられない話ではないと言うことです。 これは、人間としての本能があるからということで交通事故などで脳に障害が起きたとしてもそういう性欲的なものは無くなる訳ではなく絶えずあるものでそれをちゃんと受け止めなさいという指導をされることがあるという話を聞いたことがあります。 私の中では、病気=性欲は無い。 という風に解釈してしまっているのだな・・・と思いました。 どんな時でも人を好きになるのはとっても普通のことなのだと改めて考えさせられました。 このドラマの中でも最初に妊娠をしたという話になった時にお母さんが猛反対をします。 相手の男性も知的障害者で同じ施設にいるうちにお互いが好きになって付き合うようになったようです。 私が見たことには相手の男性がどうも亡くなった後のようで何がなんだかわからない状況でしたが、本人のどうしても産みたいという熱意に負けてお母さんもそれを受け入れる形でドラマが進んでいきます。 1回目の時は、赤ちゃんをどこかの施設で育ててもらわないといけないという考えの保健婦(?)さんが登場するがそれも抵抗しながら進んでいく。 なんとかその人の理解も得て、次に保育園を探すという方向へ進むが、子どもと離れるのが嫌だという理由でなかなか子離れが出来ない。 そうこうするうちに亡くなった彼の妹が早朝から子どもを保育園へ連れて行ってしまう。 一生懸命パジャマのままで探し歩くうちに保育園にいることがわかる。 保育園にいくと楽しそうに同い年の子どもと遊ぶ我が子を見る。 子どもが保育園に行きたいといいだし、ようやく保育園へいくことができる。 今回は、保育園の保護者から知的障害があることで迷惑がられるようになる。 知的障害があるのは、本人が悪いわけではない。 なのに、その子どもが自分の子どもと同じ保育園に通うのまで嫌がって仲間はずれにするなんてひどいなと感じました。 そんな中、1人のお母さんもなかなかお母さん連中の中に入って話をすることが出来ず困っていた。遠足の時にたまたま先生が誘ってくれてそのお母さんと子ども達と先生の6人で楽しい時を過ごす。 それがきっかけで仲良くなって家に遊びに来ると言う約束をするが、今まで仲間に入れてくれなかったお母さん達がその友達になったお母さんに「あの人は、知的障害があるから付き合うのは止めたほうがいい」と言うような話をする。 他の人と仲良くなれなくなるのが怖くて最初は避けていたりしていたが、ある日自分の子どもがひまわりちゃんを突き飛ばして怪我をさせたことで自分の誤りに気が付く。 そして次の日に保育園へ行くとまたお母さん連中が、邪魔にしているのを見て 「私の友達のことを悪く言うのは止めて!! 困っていたら手伝ってあげればいいじゃない!!!」 邪険にするだけではなく手を差し伸べてあげる。 そうすれば時間がかかることもなくスムーズに出来る。 そういうことをみんなの前で言うこともとっても勇気がいることだと思う。 子ども達の「いじめ」でもそう。 みんなと同じことをしていなければ「私が」いじめられるからみんなと一緒になって「いじめ」るのだそうです。 たった一人の勇気でみんなの雰囲気がガラット変わってしまうのです。 そういうことを考えさせられるドラマだなと思いました。 芥川 龍之介の小説の中にも天国と地獄が出てきます。 天国にも地獄にも同じ長い菜箸とお饅頭があります。 地獄の人はお饅頭を自分ひとりで長い菜箸を使って食べようとします。 だからなかなか自分の口に運べません。 天国にも同じ菜箸がありますが、長い菜箸を使って自分の向かい側にいる人の口へ菜箸を持っていって食べさせてあげます。次は、食べた人が菜箸を持って食べさせてくれるので取り合うことなんてありません。 天国と地獄はなにが違うのか? そこにいる人の心が違うだけなのです。 このドラマはそういうことを教えてくれているのだと感じました。 差別・偏見はいつの世にもあります。 自分ではどうしようもないことで人を判断するのはとっても良くないことです。 これからも楽しみに見て行こうと思っています。 ぜひ、機会があればごらん下さい。 < 前のページ次のページ >
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